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自社サイトからの反響を増やすために見る3つの数字

この記事の要点

  • 自社サイトは比較の場でなく指名の受け皿
  • 流入→到達率→完了率の順に見る
  • 物件情報だけだとポータルの劣化版になる
  • スタッフ紹介は来店ハードルを下げる
  • フォームは初回に聞く項目を絞る

本記事は、自社サイトからの反響を増やすために見るべき数字と、その改善方法を解説する記事です。集客チャネル全体の考え方は別記事「不動産の反響を増やす集客チャネル比較」で扱っています。

自社サイトはポータルと何が違うのか?

ポータルが比較の場であるのに対し、自社サイトは指名の受け皿である。役割が違う。

ポータル経由の訪問者は、複数社を並べて比較している。一方、自社サイトに直接来る人は、店名や担当者名で検索している場合が多く、既にある程度の関心を持っている。

したがって、自社サイトで必要なのは「他社より良く見せること」ではなく、「この店に相談してよさそうだ」と判断できる材料を出すことである。

今日の1アクション:自社サイトに、店舗の雰囲気やスタッフが分かるページがあるか確認する。

見るべき3つの数字は?

流入数、問い合わせページへの到達率、フォームの完了率である。

数字

意味

低いときに疑う場所

流入数

そもそも来ているか

検索での見つかりやすさ、SNSからの導線

問い合わせページ到達率

相談したいと思われたか

物件情報、スタッフ紹介、実績の見せ方

フォーム完了率

入力を完了できたか

入力項目の数、必須項目、スマートフォン対応

この3つは順番に見る。流入がない状態でフォームを改善しても、効果は測れない。上流から潰していく。

流入が少ない場合はどうするか?

検索で見つかる状態になっているか、SNSからの導線があるかを確認する。

自社サイトへの流入は、大きく3つの経路がある。

  • 指名検索:店舗名、会社名で検索される。看板や名刺、SNSプロフィールに記載があるか
  • 地域+用途の検索:「◯◯駅 賃貸」など。地域ページやエリア紹介の記事があるか
  • SNSからの遷移:Instagramのプロフィールにリンクが設置されているか

3つ目は見落とされやすい。Instagramを運用していても、プロフィールに自社サイトのリンクがないケースは少なくない。まずここを確認する。

問い合わせページに到達しない場合は?

訪問者が「誰に相談することになるか」を判断できていない可能性が高い。

物件情報だけを並べたサイトは、ポータルの劣化版になる。自社サイトで差がつくのは、物件以外の情報である。

  • スタッフ紹介:顔と名前、担当エリア、経歴
  • 店舗の様子:入りやすさが伝わる写真
  • 相談の流れ:初回の来店で何をするか
  • 取り扱いエリアの解説:その地域の特徴を自社の言葉で

特に1つ目は効果が大きい。初めて店舗に行く人にとって、誰が対応するか分からないことは来店のハードルになる。

フォームで離脱される原因は?

入力項目が多い、必須項目が過剰、スマートフォンで入力しづらい、の3つが典型である。

問い合わせフォームは、項目が増えるほど完了率が下がる。最初の接触で必要な情報は限られており、詳細は返信のやり取りで聞けばよい。

必要な項目

後で聞ける項目

名前、連絡先

現住所、勤務先

問い合わせ内容

年収、家族構成

希望連絡方法

入居希望日の詳細

また、スマートフォンからの流入が多い場合、入力欄の大きさやキーボードの切り替わり(電話番号欄で数字キーボードが出るか)も完了率に影響する。実機で一度、自分で入力してみるとよい。

今日の1アクション:自社の問い合わせフォームを、スマートフォンから実際に入力してみる。

SNSと自社サイトはどう連携させるか?

SNSで関心を持った人が、自社サイトで詳細を確認できる状態にする。

Instagramのプロフィールにリンクを設置し、そこから自社サイトの物件一覧や相談ページに遷移できるようにする。プロフィールに設置できるリンクは限られるため、複数の遷移先を案内したい場合はリンクをまとめるサービスを経由させる運用が一般的である。

逆に、自社サイト側にもSNSへの導線を置く。サイトを見た人が、店舗の日常や雰囲気をSNSで確認できると、来店の判断材料になる。

よくある失敗と注意点

  • 流入がない状態でデザインを変更している
  • 物件情報だけを並べ、ポータルの劣化版になっている
  • スタッフや店舗の様子が分かるページがない
  • フォームの入力項目が多く、初回から詳細情報を求めている
  • Instagramのプロフィールに自社サイトのリンクがない
  • スマートフォンでの入力を実機で確認していない

まとめ:今日から始める1ステップ

まず取り組むべきは、自社の問い合わせフォームをスマートフォンから実際に入力してみることである。入力しづらい箇所があれば、そこが離脱点である。デザインの刷新やコンテンツの追加は、その後で構わない。

よくある質問

自社サイトとポータルは何が違いますか?

ポータルは比較の場、自社サイトは指名の受け皿である。他社より良く見せるのではなく、相談してよさそうだと判断できる材料を出す。

見るべき数字は何ですか?

流入数、問い合わせページへの到達率、フォームの完了率の3つ。この順に上流から確認する。

問い合わせページに到達しない場合は?

誰に相談することになるかが判断できていない可能性が高い。スタッフ紹介や店舗の様子、相談の流れを掲載する。

フォームで離脱される原因は?

入力項目が多い、必須項目が過剰、スマートフォンで入力しづらいの3つが典型である。初回で聞く項目は絞る。

この記事を書いた人

四辻 俊昭

Rox株式会社 代表取締役 CEO / CMO

サイバーエージェントグループでWebディレクター・アートディレクターを経験後、2015年に3Minute(後にGREEグループ入り)の創業フェーズへ参画。lute株式会社では広告代理店事業の立ち上げから執行役員 兼 事業部長を務め、SNS・Web動画を中心としたデジタルコミュニケーション施策の企画・設計に従事。動画SaaS企業での新規事業を経て、2021年10月にRox株式会社を設立。

タグ:集客 / 自社サイト / 反響獲得 / フォーム / 導線設計